設計する人から、
解決する人へ

災害対策の現場などで活躍する日本国土開発の「オンリーワン技術」。
その開発に携わる社員の成長の軌跡をご紹介します。

山口 亮太

入社年:2018年

構造改革室 機械技術グループ

工学部電気電子工学科卒。周囲の友人はコンピューター関係などに就職する中、「大きなものをつくりたい」と日本国土開発の機電職へ。研究開発拠点であるつくば未来センターでエンジニアとして勤務。趣味はツーリングと、友人の影響で始めたピアノ。

※ 所属等は2021年9月現在のものです

山口さんの職種「機電職」とは

土木工事の施工に必要な機械や電気設備の計画・管理を行う機械・電気のスペシャリストです。
また、日本国土開発が得意とする独自開発の機械の設計も行います。

電気の設計から、機械の設計まで

回転式破砕混合工法、通称「ツイスター工法」。戦後から大規模な土工事に携わり、土に関する豊富なノウハウを持つ日本国土開発が独自に生み出した地盤改良の工法である。工事に適さない土をチェーンの回転力で破砕・混合することで、CO2排出量やコストを抑えながら改良土の製造が可能。東日本大震災からの復興にも用いられたほか、多発する水害に対抗するための治水工事などでも活躍している。
山口は入社以来、エンジニアとしてツイスター工法の機械の開発に携わっている。

電気電子工学科を卒業して、入社後最初に携わったのがツイスターの動作を制御する部分に関する設計でした。大学での専攻に近い内容だったのでそこまで苦労はしませんでしたが、この機械でなにができるのか、現場にどう貢献できるのかまでは、まったく理解できていなかったと思います。

ツイスター工法は、土砂を投入する部分、運搬する部分、破砕・混合する部分など、多くの機械で構成されており、それぞれがきちんと協調することで初めて機能する。さらに、「土」とひとことに言っても日本全国、性質はさまざま。そのすべてに対応するためには、各部のきめ細やかな設計が必要になる。機械としての構造はシンプルでも、実際の現場で役立つものとするためには、エンジニアとして多くの知恵と工夫を込めなくてならない。それがツイスターという機械なのだ。

3年目からは、機械部分の設計を担当するようになりました。自分が持っているこれまでの知識では対応できないことばかりで、目の前の課題に対応するので精一杯というのが正直なところです。でも、電気関係と機械関係、両方の設計に携わったことで、確実にこの機械の全体像が自分の中ではっきりしてきたと思います。

「世話好き」なエンジニアとともに、未経験の領域へ

学生時代に学んでいた電子工学から、機械設計へ。

未知の領域に踏み出した山口だが、足もとはしっかり「舗装」されていたと言ってもいい。

まず、経験豊富な先輩が基本的に付きっきりに近い状態で伴走してくれました。機械設計に携わってわかったことですが、経験がないことには、構造も思い浮かびません。言ってみれば「なにがわからないのかわからない」という状態だったのですが、長年機械設計に携わってきたエンジニアがすぐ隣に控えていてくれる。これほど心強いことはなかったです。

うまく行っていないことはわかる。しかし、何を相談すればいいのかわからない。そんな状況に悩むこともあったが、部署や所属の垣根を超えて、さまざまなエンジニアが様子を見に来ることも多かったという。

「メシちゃんと食ってるか」みたいなお節介……もとい、世話焼きに近いですね(笑)。だから悩みも臆せず打ち明けられるし、大きな問題になる前に解決できる。恵まれた環境で、未経験の業務にチャレンジできたと思います。

多くの人々に見守られながら成長してきた山口は、エンジニアとしての次の目標を、自らこう定めている。

自分の目で現場の課題を発見し、それを解決する技術を開発したい。だから現場へ出たい。強くそう思います。ツイスターの開発を通じて、設計やものづくりの全体像が少しわかってきたからこそ、自分に足りない視点や考え方というものも明らかになってきました。次は技術が活躍する「現場」の課題にも目を向けてみたいんです。

現場で生まれて現場に貢献し、ひいては社会の発展に寄与するテクノロジーが、日本国土開発を成長させてきた。
山口はいま、そのDNAを受け継いで現場へ熱い視線を向けている。

山口さんの成長の軌跡

1年目〜2年目

最終的に必要な改良土の情報を入力するだけで機械が最適な運転を行う「自動制御」の設計に関する業務に携わる。学生時代に学んできたことも活かし、そこそこ順調なスタート。

3年目〜現在

未経験の「機械設計」の業務へ。戸惑いながらも先輩のサポートを受け、経験を積む。
土工事におけるテスト稼働などにも携わる中で「現場」でものごとを判断することの重要性を実感。