今日の自分は、昨日と違う
昨日と違う

理系の異分野の学部から建設の世界へやってきた社員は、どのような経験を積み、成長してきたのでしょうか。
入社からこれまでの軌跡をご紹介します

小柳 大

入社年:2018年

土木事業本部東京土木部

生物理工学部卒。化粧品メーカーや食品メーカーを中心に就職活動を行うも、「巨大な建造物を造ることのカッコよさ」に惹かれて建設業界へ。休日はゲームや映画鑑賞に没頭。

※ 所属等は2021年9月現在のものです

小柳さんの職種「施工管理者」とは

ものづくりの最前線で、工事がスムーズに進むよう指示・調整を行う現場監督。
原価、品質、工程、安全などさまざまな要素を把握できる、高度な専門知識や経験が要求されます。

「施工管理者」への長い道

降った雨はどこへ行くのか。地面に染み込んだのち、河川へと流れる。
それでも、近年の集中豪雨などの場合は河川の許容流量を超え、洪水となってしまうこともある。これを防ぐため、大規模な造成が行われた場所には「調整池(ちょうせいち)」と呼ばれる施設が設けられている。雨水を一時的に溜めて、河川への流出量を調整するためだ。小柳はいま、メガソーラー施設における調整池の建設に携わっている。

50ヘクタール以上の開発面積の中に、6箇所の調整池をつくることになっています。現在、そのうちの2箇所を任されています。

この現場で小柳が手掛ける調整池は2箇所目。入社2年目でこの現場に配属されてから担当した1箇所目の調整池に関しては、自身の思い描くような施工を行うことが出来なかったという。

1年目の9月頃にも調整池の建設に携わりましたが、ここの調整池は限られた面積の中で、複数の職種の職人さんが入り混じる非常に施工難易度の高い調整池です。仕事を任されたはいいものの、業者さんの方が知識も経験もあるし、ただ「どうすればいいでしょう」と聞くばかりで……。全体の進行を管理するという施工管理者の役割からは、ほど遠いというのが正直なところだったと思います。

視野を広げたから出会えた景色があった

しかし仕事を任されたからこそ、そして、必死に食らいついていったからこその成長があった。
土木工事の進捗は、天候にも大きく左右される。特に調整池の工事では、雨が降って水が溜まれば作業はストップ。

ひとつの遅れが次の遅れにつながり、後々まで尾を引くことになってしまう。小柳がいま携わる工事でも当然起こる事態なのだが、そうした状況でも自ら率先して調整を行えるようになっていったのだ。

最初の調整池では数え切れないくらいの失敗を重ねて、先輩や上司、業者さんに何度も助けてもらいました。その教訓を活かして、自分から「こうしたい」とか「こうしたほうがいい」という意見を積極的に出せるようになりました。もちろんまだ完璧ではありませんが、1年前の自分と今の自分とはぜんぜん違う。そう胸を張って言えると思います。

小柳が学生時代に学んでいたのは生物理工学。文字通り、生物の構造や機能を解明するという学問だ。
大規模な造成や構造物の構築といった、現在取り組んでいる業務とは距離があるものの、けっして無関係なものではないという。

もとを辿れば同じ「理系」ですから。ものを考え、処理していくときのプロセスなどは、分野が違えども活用できるものだと思います。私も、就職活動では食品や化粧品などのメーカーを中心に検討していましたが、知人の紹介で検討した建設業界が結果的に私のフィールドになりました。もちろん「自分はこれ」とブレずに突き進むのもいいですが、視野を広げてみると思わぬ出会いがある、というのは学生さんにアドバイスできることかもしれませんね。

いま、小柳が直近の目標として定めているのは「一級土木施工管理技士」に関する資格だ。生物理工学部出身の小柳は、土木・建築系学部の出身者よりも長く実務経験を積むことが受験資格になるが、現場で学んだ経験の豊富さは誰にも引けを取らないし、すでに小柳の大きな武器となっている。
今日の自分は、昨日と違う。その積み重ねが、学生時代は想像もしなかったこの場所まで、小柳を運んできたのだ。

小柳さんの成長の軌跡

1年目

研修後、東京都内の調整池の建設現場へ配属。遮水壁表面被覆工事に携わる。調整池が台風の被害を抑えたことで近隣住民の方から感謝の言葉をもらい、この仕事のやりがいを実感。

2年目〜現在

千葉県で建設が進むメガソーラー施設に配属。山林を切り拓くことで失われる保水力をカバーする調整池の建設に携わる。目下、一級土木施工管理技士を目指して日々勉強中。